保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第16週(4月第3週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第16週 (4/12〜4/18)
県内情報(概況)定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
⇒ 印刷用PDF
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
第15週から松江圏域の患者定点の変更に伴い、報告数に増減があります。しばらくの期間、松江圏域の動向は 静観する必要があります。
○インフルエンザ :患者数が減少し終息に向かっていますが、出雲、浜田圏域ではやや増加傾向がみられます。
○咽頭結膜熱 :3月以降徐々に患者数が増加してきています。
○感染性胃腸炎 :しばらく流行状態が続きそうです。罹患年齢は4歳以下の低年齢の小児に多くみられていま す。感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :東中部地域で流行が見られます。これから、5月を中心とした初夏の流行に向けて徐々に患 者数が増加していく思われます。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域で流行が続いています。
○風しん :島根県内での報告はありませんが、関東および九州で患者数が増加しており、要注意です。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザの流行は終息しつつあります。A香港型(AH3)ウイルスの分離は急減しましたが、B型ウイルスが 引き続き分離されています。感染性胃腸炎からは、A群ロタウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 横這 横這 横這 横這
感染性胃腸炎 増加 増加 横這 増加
咽頭結膜熱 増加 増加 増加 横這
水痘 横這 増加 横這 横這
風しん 報告なし × 報告なし × 報告なし × 報告なし ×
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 減少

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
水痘発生推移グラフ 風しん発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧