保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第12週(3月第3週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第12週 (3/15〜3/21)
県内情報(概況)定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :隠岐圏域では前週(定点当り報告数17人)より今週は26人に増加していますが、他の圏域では いずれも2人以下に減少しています。閉鎖措置学校は前週が4校でしたが、今週はありません。
○咽頭結膜熱 :出雲・益田圏域で報告がみられていますが、松江圏域での発生はなくなりました。
○A群溶連菌咽頭炎 :大きな発生には至っていませんが、広範な地域から報告されています。
○感染性胃腸炎 :県全体で増減を繰り返していましたが、定点当たりの報告数は前週(第11週の7.0人)より今 週は5.8人へと減少しました。しばらく横這い状態が続きそうです。罹患年齢は1歳から9歳ま で幅広くみられます。感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :県全体では増減を繰り返しています。松江・雲南圏域では多発しています。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域からの報告数が急増しています。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザは県下東・中・西部の病原体検査定点からA香港型(AH3)ウイルスが分離されています。第8週にB 型インフルエンザが東部で1名から分離され、その後西部で迅速キットで検出されるようになり、今後の動きが注目 されます。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 減少 横這 減少 減少
感染性胃腸炎 横這 増加 減少 減少
伝染性紅斑 横這 横這 × 横這 横這
A群溶連菌咽頭炎 増加 増加 増加 横這
水痘 横這 横這 増加 横這
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 × 増加
インフルエンザ流行情報

流行の推移急増:急増 増加:増加傾向 急減:急減 減少:減少傾向 横這:横這 報告なし:報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧