県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:全国の流行は第5週をピークに減少しています。島根県では定点当たりの報告数が第7週の
23人をピークに減少し始め、今週は7人に減少しました。しかし、隠岐地域では定点当たり14人
と増加に転じています。また、学校等の集団発生による閉鎖は5校に減少しています。
○咽頭結膜熱 :松江・出雲圏域での発生に加え、益田圏域から報告がみられています。
○A群溶連菌咽頭炎 :東部・中部での発生に加え、西部からも報告されるようになっています。
○感染性胃腸炎 :浜田圏域で再び増加しています。他の地域では横這い状態です。罹患年齢は1歳から9歳ま で幅広くみられます。感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :全体では多発期のピークは過ぎたようですが、依然多くの報告があります。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域で9例の報告があり増加しています。他の地域では散発的発生ですが今後の動向 に注意が必要です。
3)主な病原体の分離状況
○咽頭結膜熱 :松江・出雲圏域での発生に加え、益田圏域から報告がみられています。
○A群溶連菌咽頭炎 :東部・中部での発生に加え、西部からも報告されるようになっています。
○感染性胃腸炎 :浜田圏域で再び増加しています。他の地域では横這い状態です。罹患年齢は1歳から9歳ま で幅広くみられます。感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :全体では多発期のピークは過ぎたようですが、依然多くの報告があります。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域で9例の報告があり増加しています。他の地域では散発的発生ですが今後の動向 に注意が必要です。
インフルエンザは県下の各病原体検査定点からA香港型(AH3)ウイルスが分離されています。第8週にB型インフ
ルエンザが東部で1名から分離されていますが、その後は分離されていません。
感染性胃腸炎は例年11〜12月と1月下旬〜2月の2峰性の発生がみられます。前半のピークはノロウイルスによる
流行ですが、後半のピークの主因であるロタウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
インフルエンザ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
感染性胃腸炎 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
伝染性紅斑 | ○ | △ | × | ○ |
A群溶連菌咽頭炎 | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
水痘 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
流行性耳下腺炎 | △ | △ | △ | ○ |
流行の推移:
:急増
:増加傾向
:急減
:減少傾向
:横這
:報告なし
今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
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