保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第10週(3月第1週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第10週 (3/1〜3/7)
県内情報(概況)定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :全国の流行は第5週をピークに減少しています。島根県では定点当たりの報告数が第7週の 23人をピークに減少し始め、今週は7人に減少しました。しかし、隠岐地域では定点当たり14人 と増加に転じています。また、学校等の集団発生による閉鎖は5校に減少しています。
○咽頭結膜熱 :松江・出雲圏域での発生に加え、益田圏域から報告がみられています。
○A群溶連菌咽頭炎 :東部・中部での発生に加え、西部からも報告されるようになっています。
○感染性胃腸炎 :浜田圏域で再び増加しています。他の地域では横這い状態です。罹患年齢は1歳から9歳ま で幅広くみられます。感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :全体では多発期のピークは過ぎたようですが、依然多くの報告があります。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域で9例の報告があり増加しています。他の地域では散発的発生ですが今後の動向 に注意が必要です。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザは県下の各病原体検査定点からA香港型(AH3)ウイルスが分離されています。第8週にB型インフ ルエンザが東部で1名から分離されていますが、その後は分離されていません。  感染性胃腸炎は例年11〜12月と1月下旬〜2月の2峰性の発生がみられます。前半のピークはノロウイルスによる 流行ですが、後半のピークの主因であるロタウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 減少 減少 減少 減少
感染性胃腸炎 増加 横這 横這 増加
伝染性紅斑 増加 横這 報告なし × 増加
A群溶連菌咽頭炎 増加 横這 増加 増加
水痘 増加 増加 横這 増加
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 横這
インフルエンザ流行情報

流行の推移急増:急増 増加:増加傾向 急減:急減 減少:減少傾向 横這:横這 報告なし:報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧