全国感染症発生情報(概況:第8週のIDWRより).
1)全数報告の感染症
1類感染症:
報告なし
2類感染症: 細菌性赤痢7例(推定感染地域:インド3例、インドネシア3例、ベトナム1例)、パラチフス1例(推定感 染地域:カンボジア)
3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症3例(いずれも有症者)、血清型・毒素型:O157VT1・VT2(2例)、その他(1例)、 年齢:10歳未満(2例)、40代(1例)
4類感染症: コクシジオイデス症1例〔推定感染地域:米国(アリゾナ州)〕、つつが虫病3例(東京都、静岡県、鹿 児島県)、レジオネラ症2例(71歳、81歳)、A型肝炎4例(推定感染地域:国内3例、フィリピン1例)
5類感染症: アメーバ赤痢4例(推定感染地域:国内3例、不明1例)、ウイルス性肝炎2例(ともに、B型 推定感染経路 :性的接触)、クロイツフェルト・ヤコブ病1例(孤発性)、 後天性免疫不全症候群11例{(無症候10例、AIDS1例)、推定感染経路:性的接触9例(異性間4例、同性間5例)、 不明2例、推定感染地域:国内8例、その他1例、不明2例}、ジアルジア症2例(推定感染地域:国内1例、ミャ ンマー1例)、髄膜炎菌性髄膜炎1例(56歳)、梅毒3例(早期顕症I期1例、早期顕症II期1例、晩期顕症1例)、バ ンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:VanC.菌検出検体:胆汁) (補)他に、ウイルス性肝炎1例の報告があったが削除予定。また、報告遅れとして急性脳炎2例[第4週分(病 原体不明.43歳)、第7週分(病原体不明.11歳)]の報告があった。
2)定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
2類感染症: 細菌性赤痢7例(推定感染地域:インド3例、インドネシア3例、ベトナム1例)、パラチフス1例(推定感 染地域:カンボジア)
3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症3例(いずれも有症者)、血清型・毒素型:O157VT1・VT2(2例)、その他(1例)、 年齢:10歳未満(2例)、40代(1例)
4類感染症: コクシジオイデス症1例〔推定感染地域:米国(アリゾナ州)〕、つつが虫病3例(東京都、静岡県、鹿 児島県)、レジオネラ症2例(71歳、81歳)、A型肝炎4例(推定感染地域:国内3例、フィリピン1例)
5類感染症: アメーバ赤痢4例(推定感染地域:国内3例、不明1例)、ウイルス性肝炎2例(ともに、B型 推定感染経路 :性的接触)、クロイツフェルト・ヤコブ病1例(孤発性)、 後天性免疫不全症候群11例{(無症候10例、AIDS1例)、推定感染経路:性的接触9例(異性間4例、同性間5例)、 不明2例、推定感染地域:国内8例、その他1例、不明2例}、ジアルジア症2例(推定感染地域:国内1例、ミャ ンマー1例)、髄膜炎菌性髄膜炎1例(56歳)、梅毒3例(早期顕症I期1例、早期顕症II期1例、晩期顕症1例)、バ ンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:VanC.菌検出検体:胆汁) (補)他に、ウイルス性肝炎1例の報告があったが削除予定。また、報告遅れとして急性脳炎2例[第4週分(病 原体不明.43歳)、第7週分(病原体不明.11歳)]の報告があった。
インフルエンザ定点報告疾患:インフルエンザの定点当たり報告数は第5週をピークに減少し始め、第8週も
減少した。都道府県別では宮崎県(46.8)、大分県(42.7)が多い。
小児科定点報告疾患:咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2003年第43週から増加傾向が認められ、2004年第2週 から減少を続けた後、第6週は増加、第7週は減少し、第8週は再び増加した。過去5年間の同時期(前週、当該 週、後週)と比較してかなり多く、都道府県別では宮崎県(0.8)、岐阜県(0.6)、徳島県(0.6)が多い。A群溶血 性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第34週から増加傾向が認められた後、第51週をピークに減少した が、第3週から再び増加傾向が認められ、第8週も増加した。過去10年間で最高の値となっており、都道府県 別では富山県(6.6)、山形県(5.1)、新潟県(5.0)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第43週から増加 し続けた後、第51週をピークに減少傾向が認められていたが、第8週は増加した。都道府県別では山口県(18.4)、 宮崎県(16.2)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多く、都道府県 別では宮崎県(4.4)、福岡県(4.1)、鹿児島県(4.0)が多い。風しんの定点当たり報告数は増加し、過去5年間 の同時期と比較してやや多く、都道府県別では鹿児島県(0.5)、群馬県(0.3)が多い。RSウイルス感染症の報 告数は、37都道府県から合計157例であった。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少して0.18で、都道府県別では青森県(0.8) が多い。
全国情報(2004年 第9週)定点あたり報告数小児科定点報告疾患:咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2003年第43週から増加傾向が認められ、2004年第2週 から減少を続けた後、第6週は増加、第7週は減少し、第8週は再び増加した。過去5年間の同時期(前週、当該 週、後週)と比較してかなり多く、都道府県別では宮崎県(0.8)、岐阜県(0.6)、徳島県(0.6)が多い。A群溶血 性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第34週から増加傾向が認められた後、第51週をピークに減少した が、第3週から再び増加傾向が認められ、第8週も増加した。過去10年間で最高の値となっており、都道府県 別では富山県(6.6)、山形県(5.1)、新潟県(5.0)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第43週から増加 し続けた後、第51週をピークに減少傾向が認められていたが、第8週は増加した。都道府県別では山口県(18.4)、 宮崎県(16.2)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多く、都道府県 別では宮崎県(4.4)、福岡県(4.1)、鹿児島県(4.0)が多い。風しんの定点当たり報告数は増加し、過去5年間 の同時期と比較してやや多く、都道府県別では鹿児島県(0.5)、群馬県(0.3)が多い。RSウイルス感染症の報 告数は、37都道府県から合計157例であった。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少して0.18で、都道府県別では青森県(0.8) が多い。
2004年 第9週 | 全国ブロック | 中国地区 | ||||||||||||
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区分 | 全国 | 北 海 道 | 東 北 | 関 東 | 中 部 | 近 畿 | 中四国 | 九州沖縄 | 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 | |
イ ン フ ル | 定点数 | 4705 | 226 | 397 | 1260 | 771 | 848 | 543 | 660 | 29 | 38 | 84 | 120 | 70 |
インフルエンザ | 9.4 | 15.6 | 9.1 | 4.3 | 8.6 | 7.6 | 12.7 | 17.5 | 8.5 | 12.2 | 10.9 | 10.5 | 19.5 | |
小 児 科 | 定点数 | 3043 | 143 | 251 | 819 | 541 | 543 | 345 | 401 | 19 | 23 | 54 | 75 | 49 |
RSウイルス感染症 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
咽頭結膜熱 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.4 | 0.3 | 0.1 | 0.3 | 0.2 | |
A群溶連菌咽頭炎 | 2.0 | 1.8 | 3.0 | 2.3 | 2.4 | 1.2 | 1.5 | 1.5 | 4.8 | 0.5 | 0.8 | 1.3 | 1.6 | |
感染性胃腸炎 | 9.3 | 2.8 | 7.5 | 9.0 | 8.8 | 10.0 | 10.5 | 11.8 | 10.8 | 5.3 | 9.5 | 9.6 | 15.3 | |
水 痘 | 1.9 | 1.7 | 1.6 | 1.8 | 2.0 | 1.7 | 2.1 | 2.7 | 2.2 | 1.3 | 2.0 | 1.6 | 3.0 | |
手足口病 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | - | 0.1 | 0.1 | - | - | - | - | - | - | - | |
伝染性紅斑 | 0.3 | 0.4 | 0.3 | 0.4 | 0.4 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | - | 0.1 | 0.1 | 0.3 | 0.2 | |
突発性発疹 | 0.7 | 0.5 | 0.6 | 0.7 | 0.6 | 0.6 | 0.7 | 0.8 | 0.6 | 0.7 | 0.6 | 0.7 | 0.8 | |
百日せき | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
風しん | - | - | - | 0.1 | - | - | - | 0.1 | - | - | - | - | - | |
ヘルパンギーナ | - | - | - | - | - | - | - | 0.1 | - | - | - | 0.1 | - | |
麻しん | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
流行性耳下腺炎 | 0.6 | 0.5 | 0.5 | 0.4 | 0.7 | 0.5 | 0.8 | 0.6 | 0.2 | 0.6 | 0.5 | 0.4 | 2.0 | |
眼 科 | 定点数 | 637 | 29 | 61 | 168 | 107 | 135 | 64 | 73 | 3 | 3 | 12 | 20 | 9 |
急性出血性結膜炎 | - | - | - | - | - | - | - | 0.1 | - | - | - | - | - | |
流行性角結膜炎 | 0.9 | 0.3 | 0.7 | 1.2 | 0.8 | 0.5 | 1.1 | 1.1 | 2.3 | - | 0.6 | 1.2 | 0.4 | |
基 幹 | 定点数 | 477 | 23 | 62 | 87 | 77 | 68 | 75 | 85 | 5 | 8 | 5 | 21 | 9 |
細菌性髄膜炎 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
無菌性髄膜炎 | - | - | - | - | 0.1 | - | - | - | - | 0.1 | - | - | - | |
マイコプラズマ肺炎 | 0.2 | 0.1 | 0.3 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.4 | 0.1 | 0.2 | - | 1.8 | 0.4 | 0.3 | |
クラミジア肺炎 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
成人麻疹 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |