県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:東部から流行が減少してきました。全体では前週より約100名減少していますが、これは東
部の減少によるもので、中・西部での発生はまだ大きいようです。また、学校等の集団発生は
西部で増加しています。
○咽頭結膜熱 :東・中部から発生報告がみられます。
○A群溶連菌咽頭炎 :東・西部で減少傾向にありますが、出雲圏域から新たに10名の報告があります。寒暖の差が 激しい時期ですので、しばらく発生が続くと思われます。
○感染性胃腸炎 :減少傾向にありますが、中部で流行が続いています。罹患年齢は1歳から9歳まで幅広くみら れます。感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :全体では多発期のピークは過ぎたようですが、中部で30名の報告があります。この後もしば らく流行期が続きます。
○流行性耳下腺炎 :数年周期の流行の底にあたり報告数は少ないですが、西部で増加が認められます。
3)主な病原体の分離状況
○咽頭結膜熱 :東・中部から発生報告がみられます。
○A群溶連菌咽頭炎 :東・西部で減少傾向にありますが、出雲圏域から新たに10名の報告があります。寒暖の差が 激しい時期ですので、しばらく発生が続くと思われます。
○感染性胃腸炎 :減少傾向にありますが、中部で流行が続いています。罹患年齢は1歳から9歳まで幅広くみら れます。感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :全体では多発期のピークは過ぎたようですが、中部で30名の報告があります。この後もしば らく流行期が続きます。
○流行性耳下腺炎 :数年周期の流行の底にあたり報告数は少ないですが、西部で増加が認められます。
インフルエンザは県下東・中・西部の病原体検査定点からA香港型(AH3)ウイルスが分離されています。また、東
部でB型ウイルスが島根県内では今シーズン初めて検出されています。
感染性胃腸炎は例年11〜12月と1月下旬〜2月の2峰性の発生がみられます。前半のピークはノロウイルスによる
流行ですが、後半のピークの原因となるロタウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
インフルエンザ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
感染性胃腸炎 | ○ | ○ | ◎ | ○ |
流行性耳下腺炎 | △ | × | △ | ○ |
マイコプラズマ肺炎 | △ | △ | × | × |
水痘 | ○ | ○ | ◎ | ○ |
A群溶連菌咽頭炎 | ◎ | △ | ◎ | △ |
流行の推移:
:急増
:増加傾向
:急減
:減少傾向
:横這
:報告なし
今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
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