全国感染症発生情報(概況:第4週のIDWRより).
1)全数報告の感染症
1類感染症:
報告なし
2類感染症: 細菌性赤痢4例(推定感染地域:国内1例、インドネシア2例、バングラデシュ1例)
3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症7例(うち有症者6例)、血清型・毒素型:O157VT1・VT2(3例)、O157VT2(2例)、 その他(2例)、年齢:10歳未満(3例)、10代(2例)、20代(1例)、40代(1例)
4類感染症: オウム病2例(推定感染源:インコ1例、不明1例)、レジオネラ症1例(87歳)、A型肝炎1例(推定感染地 域:国内)
5類感染症: アメーバ赤痢11例(推定感染地域:国内7例、カンボジア1例、アフリカ1例、不明2例)、ウイルス性肝 炎3例{B型2例(推定感染経路:不明)、C型1例(推定感染経路:針差し事故)}、クロイツフェルト・ヤコブ病3 例(いずれも孤発性)、
後天性免疫不全症候群9例{(AIDS2例、無症候7例)、推定感染経路:性的接触7例(異性間2例、同性間5例)、 不明2例、推定感染地域:国内8例、不明1例}、髄膜炎菌性髄膜炎2例(推定感染地域:ともに国内.ともに0 歳)、梅毒5例(早期顕症I期1例、早期顕症II期1例、晩期顕症1例、無症候2例)、バンコマイシン耐性腸球菌感 染症2例(遺伝子型:ともにVanB、菌検出検体:ともに糞便)
(補)他に後天性免疫不全症候群1例、梅毒2例の報告があったが削除予定。
2)定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
2類感染症: 細菌性赤痢4例(推定感染地域:国内1例、インドネシア2例、バングラデシュ1例)
3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症7例(うち有症者6例)、血清型・毒素型:O157VT1・VT2(3例)、O157VT2(2例)、 その他(2例)、年齢:10歳未満(3例)、10代(2例)、20代(1例)、40代(1例)
4類感染症: オウム病2例(推定感染源:インコ1例、不明1例)、レジオネラ症1例(87歳)、A型肝炎1例(推定感染地 域:国内)
5類感染症: アメーバ赤痢11例(推定感染地域:国内7例、カンボジア1例、アフリカ1例、不明2例)、ウイルス性肝 炎3例{B型2例(推定感染経路:不明)、C型1例(推定感染経路:針差し事故)}、クロイツフェルト・ヤコブ病3 例(いずれも孤発性)、
後天性免疫不全症候群9例{(AIDS2例、無症候7例)、推定感染経路:性的接触7例(異性間2例、同性間5例)、 不明2例、推定感染地域:国内8例、不明1例}、髄膜炎菌性髄膜炎2例(推定感染地域:ともに国内.ともに0 歳)、梅毒5例(早期顕症I期1例、早期顕症II期1例、晩期顕症1例、無症候2例)、バンコマイシン耐性腸球菌感 染症2例(遺伝子型:ともにVanB、菌検出検体:ともに糞便)
(補)他に後天性免疫不全症候群1例、梅毒2例の報告があったが削除予定。
インフルエンザ定点報告疾患:インフルエンザの定点当たり報告数は増加し、都道府県別では宮城県(50.9)、
長野県(44.5)、埼玉県(40.5)が多い。
小児科定点報告疾患:咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2003年第43週から増加傾向が認められていたが、2004 年第2週から減少し、第4週も減少した。しかし、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較して未だか なり多く、都道府県別では徳島県(1.1)、和歌山県(0.7)、新潟県(0.6)、島根県(0.6)が多い。A群溶血性レン サ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2003年第51週をピークとして減少していたが、第3週は増加し、第4週も 増加した。過去5年間の同時期と比較してやや多く、都道府県別では富山県(4.5)、鳥取県(4.4)、山形県(4.2) が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は2003年第43週から増加し続けた後、第52週からは減少していた が、第4週は増加した。都道府県別では山口県(19.9)、愛媛県(18.5)が多い。水痘の定点当たり報告数は2003 年第41週から増加し、第2週に過去10年間で最高の値となった後、第3週は減少したが、第4週は再び増加した。 過去5年間の同時期と比較してやや多く、都道府県別では宮崎県(5.8)、新潟県(4.7)、熊本県(4.3)が多い。 RSウイルス感染症の報告数は、37都道府県から合計277例であった。県別では宮城県(50.9)、長野県(44.5)、 埼玉県(40.5)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少して0.22であるが、過去4年間の同時期と 比較してやや多く、都道府県別では山形県(1.1)が多い。
全国情報(2004年 第5週)定点あたり報告数小児科定点報告疾患:咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2003年第43週から増加傾向が認められていたが、2004 年第2週から減少し、第4週も減少した。しかし、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較して未だか なり多く、都道府県別では徳島県(1.1)、和歌山県(0.7)、新潟県(0.6)、島根県(0.6)が多い。A群溶血性レン サ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2003年第51週をピークとして減少していたが、第3週は増加し、第4週も 増加した。過去5年間の同時期と比較してやや多く、都道府県別では富山県(4.5)、鳥取県(4.4)、山形県(4.2) が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は2003年第43週から増加し続けた後、第52週からは減少していた が、第4週は増加した。都道府県別では山口県(19.9)、愛媛県(18.5)が多い。水痘の定点当たり報告数は2003 年第41週から増加し、第2週に過去10年間で最高の値となった後、第3週は減少したが、第4週は再び増加した。 過去5年間の同時期と比較してやや多く、都道府県別では宮崎県(5.8)、新潟県(4.7)、熊本県(4.3)が多い。 RSウイルス感染症の報告数は、37都道府県から合計277例であった。県別では宮城県(50.9)、長野県(44.5)、 埼玉県(40.5)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少して0.22であるが、過去4年間の同時期と 比較してやや多く、都道府県別では山形県(1.1)が多い。
2004年 第5週 | 全国ブロック | 中国地区 | ||||||||||||
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区分 | 全国 | 北 海 道 | 東 北 | 関 東 | 中 部 | 近 畿 | 中四国 | 九州沖縄 | 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 | |
イ ン フ ル | 定点数 | 4700 | 226 | 397 | 1261 | 771 | 845 | 540 | 660 | 29 | 35 | 84 | 120 | 70 |
インフルエンザ | 32.4 | 17.0 | 37.7 | 34.0 | 42.0 | 32.3 | 29.6 | 22.7 | 53.2 | 16.3 | 37.5 | 34.4 | 16.7 | |
小 児 科 | 定点数 | 3039 | 143 | 252 | 817 | 541 | 541 | 344 | 401 | 19 | 22 | 54 | 75 | 49 |
RSウイルス感染症 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
咽頭結膜熱 | 0.2 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.8 | 0.3 | 0.1 | 0.3 | 0.2 | |
A群溶連菌咽頭炎 | 1.5 | 1.7 | 1.9 | 1.4 | 1.8 | 1.1 | 1.4 | 1.6 | 3.8 | 0.8 | 0.5 | 1.3 | 2.0 | |
感染性胃腸炎 | 8.9 | 3.1 | 7.5 | 7.8 | 8.3 | 9.5 | 12.1 | 11.2 | 12.3 | 6.0 | 7.6 | 9.9 | 19.6 | |
水 痘 | 2.0 | 1.7 | 1.9 | 1.5 | 1.9 | 1.9 | 2.3 | 3.0 | 2.3 | 2.7 | 2.6 | 1.7 | 2.6 | |
手足口病 | 0.1 | 0.4 | 0.1 | - | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | - | - | 0.1 | 0.1 | 0.1 | |
伝染性紅斑 | 0.3 | 0.8 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.2 | 0.1 | 0.2 | - | - | - | 0.2 | 0.2 | |
突発性発疹 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.8 | 0.9 | 1.0 | 0.6 | 0.4 | 0.6 | 1.4 | |
百日せき | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
風しん | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
ヘルパンギーナ | - | - | 0.1 | - | - | - | 0.1 | - | - | - | 0.1 | 0.1 | 0.1 | |
麻しん | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
流行性耳下腺炎 | 0.5 | 0.5 | 0.4 | 0.3 | 0.6 | 0.5 | 0.7 | 0.4 | 0.4 | 0.5 | 0.3 | 0.3 | 2.6 | |
眼 科 | 定点数 | 637 | 29 | 61 | 168 | 107 | 135 | 64 | 73 | 3 | 3 | 12 | 20 | 9 |
急性出血性結膜炎 | - | - | - | - | - | - | - | 0.1 | - | - | - | - | - | |
流行性角結膜炎 | 0.8 | 0.6 | 0.8 | 1.0 | 0.5 | 0.4 | 1.2 | 1.1 | 0.7 | 1.3 | 1.2 | 1.0 | 1.0 | |
基 幹 | 定点数 | 475 | 23 | 62 | 87 | 77 | 68 | 73 | 85 | 5 | 8 | 5 | 19 | 9 |
細菌性髄膜炎 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | 0.1 | - | |
無菌性髄膜炎 | - | - | - | - | 0.1 | 0.1 | - | - | - | - | - | - | - | |
マイコプラズマ肺炎 | 0.2 | - | 0.3 | 0.1 | 0.3 | 0.2 | 0.4 | 0.1 | 0.4 | - | 1.4 | 0.3 | 0.6 | |
クラミジア肺炎 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
成人麻疹 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |