オウム病が1件(松江圏域)報告されています。

○インフルエンザ ：例年より遅いペースで推移していますが、定点当りの患者数が第3週の1.9人から第4週は5.5 人に増加しています。国内で分離されているウイルスは、A香港型が東日本を中心に全国的に流 行し、中日本ではB型が、福井県ではAソ連型も報告されています。島根県では出雲圏域および 浜田圏域の患者からA香港型が分離されています。
予防は不要な人込を避けることと、うがいと手洗いが重要です。
○咽頭結膜熱 ：出雲圏域を中心に増減を繰り返しながら依然として多い状態が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 ：地区により患者発生が増減していますが、気温の低下によりしばらく発生が 続くと思われます。
○感染性胃腸炎 ：患者発生数は多いものの、前半の流行期は過ぎたようです。罹患年齢は4歳以下を中心に、 9歳まで幅広くみられます。感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 ：依然として出雲圏域では多くみられていますが、県全体として多発期のピークは過ぎたようです。
○流行性耳下腺炎 ：浜田、益田圏域で増加傾向にあります。
○マイコプラズマ肺炎 ：松江・出雲圏域から3名の発生報告があり、今後の動きに注意してください。

　インフルエンザはA香港型(AH3)ウイルスが分離されています。過去の流行では、Ａソ連型、Ｂ型を含めて2、3 種類が時期をずらしながら流行しています。
感染性胃腸炎は例年11〜12月と1月下旬〜2月の2峰性の発生がみられます。前半のピークはNoroウイルス(旧称 NV、SRSV)による流行で、各地で集団発生もみられています。

流行の推移： ：急増 ：増加傾向 ：急減 ：減少傾向 ：横這 ：報告なし
　今週：◎流行、○：やや流行、△散発、×：患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。