保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第3週(1月第3週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第3週 (1/12〜1/18)
県内情報(概況)定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(出雲圏域)、日本紅斑熱が1件 (出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :例年より遅いペースで推移していますが、隠岐を除いた各圏域で定点当りの患者数が第2週 の0.39人から第3週は1.89人に増加し、流行期に入ったようです。国内で分離されているウイ ルスは、A香港型が東日本を中心に全国的に流行し、中日本ではB型が、福井県ではAソ連型 も報告されています。島根県では第3週に出雲圏域の患者からA香港型が分離されています。
予防は不要な人込を避けることと、うがいと手洗いが重要です。
○咽頭結膜熱 : 増減を繰り返しながら依然として多い状態が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 : 地区により患者発生は増減していますが、気温の低下によりしばらく発生が続くと思われます。
○感染性胃腸炎 : 波状的に増減を繰り返しながら流行しています。罹患年齢は4歳以下を中心に、9歳まで幅広くみられます。
○水痘 :地域によって異なりますが、県全体として多発期のピークは過ぎたようです。
○マイコプラズマ肺炎 :松江圏域で3名の発生報告があります。今後の動きに注意してください。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザA香港型(AH3)が分離されています。A香港型は1990年以降15年連続の流行となります。 例年のパターンでは、Aソ連型、B型を含めて2、3種類が時期をずらしながら流行しています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 横這 横這 横這 横這
咽頭結膜熱 横這 横這 横這 減少 ×
A群溶連菌咽頭炎 増加 増加 横這 横這
感染性胃腸炎 横這 横這 横這 減少
水痘 横這 横這 横這 横這
マイコプラズマ肺炎 横這 横這 横這 × 報告なし ×
インフルエンザ流行情報

流行の推移急増:急増 増加:増加傾向 急減:急減 減少:減少傾向 横這:横這 報告なし:報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
インフルエンザ発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
感染性胃腸炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ マイコプラズマ肺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧