県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:北海道や山形、福島などの東日本で流行が始まっています。島根県内では松江・出雲・浜田
圏域から15例(定点当り0.4人)が報告され、流行の兆しがみられます。予防は不要な人込を避
けることと、うがいと手洗いが重要です。
○RSウイルス感染症 :比較的よくみかける乳幼児の肺炎、細気管支炎の原因となるRSウイルス感染症が出雲・隠岐 圏域から3例報告されています。
○咽頭結膜熱 :依然として益田圏域(8名)を中心に多い状態が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :患者発生はやや減少していますが、気温の低下により増減した発生が続くと思われます。
○感染性胃腸炎 :減少傾向から一転して増加傾向にあります。罹患年齢は4歳以下を中心に、9歳まで幅広くみ られます。
○水痘 :地域によって異なりますが、県全体として多発状態にあります。
3)主な病原体の分離状況
○RSウイルス感染症 :比較的よくみかける乳幼児の肺炎、細気管支炎の原因となるRSウイルス感染症が出雲・隠岐 圏域から3例報告されています。
○咽頭結膜熱 :依然として益田圏域(8名)を中心に多い状態が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :患者発生はやや減少していますが、気温の低下により増減した発生が続くと思われます。
○感染性胃腸炎 :減少傾向から一転して増加傾向にあります。罹患年齢は4歳以下を中心に、9歳まで幅広くみ られます。
○水痘 :地域によって異なりますが、県全体として多発状態にあります。
感染性胃腸炎からエンテリックアデノ、ロタ、Noro(ノロ、名称変更前はNV)、エコー7型ウイルスが検出されて
います。咽頭結膜熱、熱性疾患からアデノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
インフルエンザ | ○ | ○ | ○ | △ |
咽頭結膜熱 | ◎ | △ | △ | ◎ |
A群溶連菌咽頭炎 | ○ | △ | △ | ○ |
感染性胃腸炎 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
水痘 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
流行性角結膜炎 | × | × | × | × |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし