1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
細菌性赤痢が3件(松江圏域)、腸管出血性大腸菌感染症が1件(雲南
圏域)、クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(出雲圏域)、ツツガムシ病
が1件(雲南圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)、バンコマイシン耐性
腸球菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
○咽頭結膜熱
:(5.3)。出雲圏域(15)で月初めより大流行になったほか、松江圏域・浜田
圏域でも流行していて、全国的にも上位に入る流行となっています。1月か
らの累計は402件で、昨年同期の5倍になっています。
○ヘルパンギーナ :(9.1)。各地で例年並みに流行してきました。松江圏域で特に多く報告されています。
○手足口病 :(0.5)。まだ流行の気配は無いようです。
○感染性胃腸炎 :(21)。大田圏域(32)で前月より半減した他、各地で減少しピーク時の半分以下となっています。
○流行性耳下腺炎 :(3.6)。益田圏域(14)で流行し、浜田圏域(6)でもやや多くなっています。
○水痘 :(8)。雲南・松江・出雲圏域で流行が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :(3.3)。雲南・松江・出雲圏域で流行が続いています。
3)眼科定点報告
○ヘルパンギーナ :(9.1)。各地で例年並みに流行してきました。松江圏域で特に多く報告されています。
○手足口病 :(0.5)。まだ流行の気配は無いようです。
○感染性胃腸炎 :(21)。大田圏域(32)で前月より半減した他、各地で減少しピーク時の半分以下となっています。
○流行性耳下腺炎 :(3.6)。益田圏域(14)で流行し、浜田圏域(6)でもやや多くなっています。
○水痘 :(8)。雲南・松江・出雲圏域で流行が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :(3.3)。雲南・松江・出雲圏域で流行が続いています。
流行性角結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
1月から5月は報告数が少なめでしたが、6月に入り、性器クラミジア感染症と淋菌感染症が倍増しました。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎
:松江圏域から10歳未満児2件の報告がありました。
○クラミジア肺炎 :松江圏域から10歳未満児1件の報告がありました。
○メチシリン耐性黄色ブ球菌感染症 :53件。本年の地区別の突き当たり平均報告数は、東部5件、中 部20件、西部32.8件、隠岐0.8件でした。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :32件。本年の地区別の突き当たり平均報告数は、東部4.5件、 中部0.5件、西部21.7件でした。
○クラミジア肺炎 :松江圏域から10歳未満児1件の報告がありました。
○メチシリン耐性黄色ブ球菌感染症 :53件。本年の地区別の突き当たり平均報告数は、東部5件、中 部20件、西部32.8件、隠岐0.8件でした。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :32件。本年の地区別の突き当たり平均報告数は、東部4.5件、 中部0.5件、西部21.7件でした。
2.病原体検出情報(6月までの検出結果)
インフルエンザは6月に入り分離されなくなりました。咽頭結膜熱からは、アデノウイルス3
型をはじめ、1型、2型が分離されています。感染性胃腸炎からのウイルス検出数は減少し、小
児からのロタウイルスの検出数も4月をピークに減少しました。
細菌性胃腸炎の流行期に入り、カンピロバクター・ジェジュニによる下痢症が多く見られ、集団食中毒も発生しました。
ウイルス名 | アデノ | 腸管アデノ | コクサッキーA | コクサッキーB | エコー | インフルエンザ | アストロ | A群ロタ | NV | SV | カンピロバクター | 大腸菌 | 合計 | ||||||
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型 | 1 | 2 | 3 | 5 | 6 | 2 | 4 | 18 | A香港 | B | G2 | EPEC | |||||||
感染性胃腸炎 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 61 | 2 | 1 | 3 | 6 | 78 | ||||||||
インフルエンザ | 1 | 1 | 1 | 21 | 24 | ||||||||||||||
咽頭結膜熱 | 3 | 2 | 3 | 1 | 1 | 10 | |||||||||||||
ヘルパンギーナ | 2 | 6 | 8 | ||||||||||||||||
咽頭炎 | 3 | 1 | 1 | 1 | 2 | 8 |