保環研動向調査トップケイタイカレンダー2003年第52週(12月第4週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2003年 第52週 (12/22〜12/28)
県内情報(概況)定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 ツツガムシ病が1件(隠岐圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :北海道や山形県では流行が始まりましたが、島根県内ではまだインフルエンザは流行してい ません。例年、年末、年始の帰省者による持ち帰りで正月休み明けから流行が始まります。予 防には、うがいと手洗いが重要です。
○咽頭結膜熱 :依然として益田圏域(4名)を中心に多い状態が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :東・中部で続いていた患者発生はやや減少しています。
○感染性胃腸炎 :県下各地で平年を上回るペースで発生しています。地域別では、東・中部で引き続いて多 発し、発生は西部へ、中でも益田圏域へ移っています。罹患年齢は4歳以下に多くみられます。
○水痘 :年間で最も発生の多い時期にさしかかっています。出雲・益田圏域で増加しています。
○マイコプラズマ肺炎 :比較的多い状態が続いています。
3)主な病原体の分離状況
 感染性胃腸炎からエンテリックアデノウイルが検出されています。島根県内ではインフルエンザウイルスはまだ分 離されていません。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 報告なし × 報告なし × 報告なし × 報告なし ×
咽頭結膜熱 横這 横這 × 横這 横這
A群溶連菌咽頭炎 減少 横這 減少 横這 ×
感染性胃腸炎 増加 横這 増加 横這
水痘 増加 横這 増加 横這
流行性角結膜炎 横這 報告なし × 横這 横這 ×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
感染性胃腸炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧