保環研動向調査トップケイタイカレンダー |2003年第35週(8月第4週) |グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2003年 第35週 (8/25〜8/31)
県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
 日本紅斑熱が1件(出雲圏域)、マラリアが1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告4類感染症
○手足口病 :前週までの減少傾向が一転し出雲・浜田圏域では増加に転じています。罹患年齢も4歳以 下に集中し、病原体がエンテロウイルス71型から別の種類に替わったようです。
○ヘルパンギーナ :地域により発生状況は異なりますが、流行は終息しつつあります。
○感染性胃腸炎 :益田・隠岐圏域を除いた地域で発生がみられています。全体では減少に向かっています が、大田・松江圏域で多い状態が続いています。罹患年齢は5-9歳あるいは、それ以上に も分布しているのが気になります。
○水痘 :年間で最も発生の少なくなる9月に向かって減少しています。
○流行性角結膜炎 :引き続いて浜田圏域から2名が報告されています。
○無菌性髄膜炎 :松江圏域から3名が報告されています。例年9月は流行期でもあり、しばらく注意が必要でしょう。
3)主な病原体の分離状況
 手足口病からエンテロウイルス71型、ヘルパンギーナからはコクッキーA10型ウイルス分離されています。 咽頭炎などの夏かぜからコクサッキーB4型が分離されるようになっています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
咽頭結膜熱 減少 減少 × 減少 横這 ×
感染性胃腸炎 横這 横這 横這 横這
手足口病 減少 減少 横這 減少
水痘 横這 横這 減少 横這
ヘルパンギーナ 減少 減少 横這 減少
流行性角結膜炎 横這 横這 × 横這 × 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
咽頭結膜熱発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
水痘発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧