県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
日本紅斑熱が1件(出雲圏域)、マラリアが1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告4類感染症
○手足口病
:前週までの減少傾向が一転し出雲・浜田圏域では増加に転じています。罹患年齢も4歳以
下に集中し、病原体がエンテロウイルス71型から別の種類に替わったようです。
○ヘルパンギーナ :地域により発生状況は異なりますが、流行は終息しつつあります。
○感染性胃腸炎 :益田・隠岐圏域を除いた地域で発生がみられています。全体では減少に向かっています が、大田・松江圏域で多い状態が続いています。罹患年齢は5-9歳あるいは、それ以上に も分布しているのが気になります。
○水痘 :年間で最も発生の少なくなる9月に向かって減少しています。
○流行性角結膜炎 :引き続いて浜田圏域から2名が報告されています。
○無菌性髄膜炎 :松江圏域から3名が報告されています。例年9月は流行期でもあり、しばらく注意が必要でしょう。
3)主な病原体の分離状況
○ヘルパンギーナ :地域により発生状況は異なりますが、流行は終息しつつあります。
○感染性胃腸炎 :益田・隠岐圏域を除いた地域で発生がみられています。全体では減少に向かっています が、大田・松江圏域で多い状態が続いています。罹患年齢は5-9歳あるいは、それ以上に も分布しているのが気になります。
○水痘 :年間で最も発生の少なくなる9月に向かって減少しています。
○流行性角結膜炎 :引き続いて浜田圏域から2名が報告されています。
○無菌性髄膜炎 :松江圏域から3名が報告されています。例年9月は流行期でもあり、しばらく注意が必要でしょう。
手足口病からエンテロウイルス71型、ヘルパンギーナからはコクッキーA10型ウイルス分離されています。
咽頭炎などの夏かぜからコクサッキーB4型が分離されるようになっています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
咽頭結膜熱 | △ | × | △ | × |
感染性胃腸炎 | ○ | ○ | △ | ○ |
手足口病 | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
水痘 | ○ | △ | △ | ○ |
ヘルパンギーナ | ○ | ○ | ○ | ○ |
流行性角結膜炎 | △ | × | × | △ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし