県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が1件(益田圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
報告されています。
2)定点報告4類感染症
○手足口病
:県全体では前週の110名から72名に報告が減少していますが、松江・出雲・益田圏域では
まだ多く発生しています。今年の特徴として髄膜炎等の重症例もあり、ご注意ください。
○ヘルパンギーナ :前半の流行ピークを越し、手足口病と同様な動きをしています。
○咽頭結膜熱 :全国の発生に比べ県内では比較的沈静化していましたが、再び発生報告がみられるよう になっています。
○感染性胃腸炎 :定点医療機関当りの報告数では雲南・出雲・大田圏域で多い状態が続いています。罹患 年齢は5-9歳あるいは、それ以上に分布しているのが気になります。
○水痘 :減少傾向にありましたが、一転して松江。雲南・浜田圏域などで増加に転じています。
○流行性角結膜炎 :浜田・出雲圏域から5名が報告されています。年齢も20歳以上が中心となっています。
3)主な病原体の分離状況
○ヘルパンギーナ :前半の流行ピークを越し、手足口病と同様な動きをしています。
○咽頭結膜熱 :全国の発生に比べ県内では比較的沈静化していましたが、再び発生報告がみられるよう になっています。
○感染性胃腸炎 :定点医療機関当りの報告数では雲南・出雲・大田圏域で多い状態が続いています。罹患 年齢は5-9歳あるいは、それ以上に分布しているのが気になります。
○水痘 :減少傾向にありましたが、一転して松江。雲南・浜田圏域などで増加に転じています。
○流行性角結膜炎 :浜田・出雲圏域から5名が報告されています。年齢も20歳以上が中心となっています。
手足口病からエンテロウイルス71型が検出されています。手足口病の流行はピークを越したようですが、エ
ンテロウイルス71型は髄膜炎を併発しますので、しばらく注意が必要でしょう。ヘルパンギーナからコクサッ
キーA10型が分離されています。
感染性胃腸炎からカンピロバクターが検出されています、細菌性胃腸炎の季節ですので、ご注意ください。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
手足口病 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
咽頭結膜熱 | ○ | △ | ○ | × |
感染性胃腸炎 | △ | ○ | ○ | △ |
水痘 | ○ | ○ | ○ | ○ |
流行性耳下腺炎 | △ | △ | △ | × |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし