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島根県感染症情報(週報) 2003年 第32週 (8/4〜8/10)
県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
 腸管出血性大腸菌感染症が1件(益田圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。 報告されています。
2)定点報告4類感染症
○手足口病 :県全体では前週の110名から72名に報告が減少していますが、松江・出雲・益田圏域では まだ多く発生しています。今年の特徴として髄膜炎等の重症例もあり、ご注意ください。
○ヘルパンギーナ :前半の流行ピークを越し、手足口病と同様な動きをしています。
○咽頭結膜熱 :全国の発生に比べ県内では比較的沈静化していましたが、再び発生報告がみられるよう になっています。
○感染性胃腸炎 :定点医療機関当りの報告数では雲南・出雲・大田圏域で多い状態が続いています。罹患 年齢は5-9歳あるいは、それ以上に分布しているのが気になります。
○水痘 :減少傾向にありましたが、一転して松江。雲南・浜田圏域などで増加に転じています。
○流行性角結膜炎 :浜田・出雲圏域から5名が報告されています。年齢も20歳以上が中心となっています。
3)主な病原体の分離状況
 手足口病からエンテロウイルス71型が検出されています。手足口病の流行はピークを越したようですが、エ ンテロウイルス71型は髄膜炎を併発しますので、しばらく注意が必要でしょう。ヘルパンギーナからコクサッ キーA10型が分離されています。 感染性胃腸炎からカンピロバクターが検出されています、細菌性胃腸炎の季節ですので、ご注意ください。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
手足口病 急減 減少 減少 急減
ヘルパンギーナ 減少 減少 減少 減少
咽頭結膜熱 横這 横這 横這 横這 ×
感染性胃腸炎 横這 横這 横這 横這
水痘 横這 横這 横這 横這
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 横這 ×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
手足口病発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
感染性胃腸炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧