県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告4類感染症
○手足口病
:県全体では減少傾向にありますが、雲南・益田圏域ではまだ多く発生しています。また、
今年の特徴として髄膜炎等の重症例もあり、今しばらくご注意ください。
○ヘルパンギーナ :ピークを越したかにみえていましたが、西部では一転し増加傾向にあります。
○咽頭結膜熱 :全国的には多発が報じられていますが、県内の現状は沈静化がみられています。
○水痘 :減少傾向にあり、例年最も発生の少なくなる9月に向かって減少しています。
○感染性胃腸炎 :増減を繰り返しながら減少に向かっていますが、定点医療機関当りの報告数では雲南・大 田圏域で多い状態が続いています。
○流行性角結膜炎 :浜田圏域から1名が報告されています。
○髄膜炎 :細菌性、無菌性(ウイルス性)髄膜炎が報告されるようになっています。
3)主な病原体の分離状況
○ヘルパンギーナ :ピークを越したかにみえていましたが、西部では一転し増加傾向にあります。
○咽頭結膜熱 :全国的には多発が報じられていますが、県内の現状は沈静化がみられています。
○水痘 :減少傾向にあり、例年最も発生の少なくなる9月に向かって減少しています。
○感染性胃腸炎 :増減を繰り返しながら減少に向かっていますが、定点医療機関当りの報告数では雲南・大 田圏域で多い状態が続いています。
○流行性角結膜炎 :浜田圏域から1名が報告されています。
○髄膜炎 :細菌性、無菌性(ウイルス性)髄膜炎が報告されるようになっています。
手足口病からエンテロウイルス71型が検出されています。手足口病の流行はピークを越したようですが、エ
ンテロウイルス71型は髄膜炎を併発しますので、しばらく注意が必要でしょう。また、愛知県ではコクサッ
キーA16型による手足口病の発生が報告されています。
ヘルパンギーナからコクサッキーA10型が分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
手足口病 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
咽頭結膜熱 | △ | × | × | △ |
感染性胃腸炎 | △ | △ | ○ | ○ |
水痘 | ○ | ○ | ○ | △ |
流行性角結膜炎 | △ | × | × | △ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし