保環研動向調査トップケイタイカレンダー |2003年第30週(7月第4週) |グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2003年 第30週 (7/21〜7/27)
県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
 日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告4類感染症
○手足口病 :まだ流行しているものの各地区ともに減少し、前週の185名から125名の報告となっています。
○ヘルパンギーナ :これまでの流行の中心であった雲南・出雲・浜田圏域の発生が減少に向かっています。
○水痘 :減少傾向にあり、最少発生時期である9月に向かって減少しています。
○感染性胃腸炎 :定点医療機関当りの報告数では雲南・大田圏域で多い状態が続いていますが、全体で は減少に向かっています。
○咽頭結膜熱 :流行は峠を越したのか、出雲圏域から2例の報告にとどまっています。
○流行性角結膜炎 :浜田圏域から2名が報告されています。
3)主な病原体の分離状況
 手足口病からエンテロウイルス71型が検出されています。手足口病の流行はピークを越したようですが、 エンテロウイルス71型は髄膜炎を併発しますので、しばらく注意が必要でしょう。 ヘルパンギーナからは、コクサッキーA10型が分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
咽頭結膜熱 横這 横這 × 横這 減少 ×
感染性胃腸炎 横這 横這 横這 横這
水痘 横這 横這 横這 横這
手足口病 減少 減少 減少 減少
ヘルパンギーナ 減少 減少 減少 横這
流行性角結膜炎 横這 報告なし × 横這 × 増加

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
咽頭結膜熱発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ
手足口病発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧