県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が2件(松江圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲
圏域)報告されています。
2)定点報告4類感染症
○手足口病
:隠岐圏域を除く地域で流行しています。前週の189名からさらに増加し214名が報告されて
います。原因ウイルスとしてエンテロウイルス71型が検出されています。
○ヘルパンギーナ :全体の報告数は前週の134名とほぼ同数が報告されています。原因ウイルスが入れ替わっ ていますので、再び流行することが考えられます。
○水痘 :各地区でやや減少傾向にありましたが、松江圏域では前週の3名から23名に増加していま す。また、大田圏域でも増加がみられています。
○咽頭結膜熱 :流行には至っていませんが、松江・出雲圏域から3例が報告されています。夏場にかけて 地域的に流行がみられますのでご注意ください。
○風疹 :大田圏域で5〜9歳の2名が報告され、今後が注目されます。
3)主な病原体の分離状況
○ヘルパンギーナ :全体の報告数は前週の134名とほぼ同数が報告されています。原因ウイルスが入れ替わっ ていますので、再び流行することが考えられます。
○水痘 :各地区でやや減少傾向にありましたが、松江圏域では前週の3名から23名に増加していま す。また、大田圏域でも増加がみられています。
○咽頭結膜熱 :流行には至っていませんが、松江・出雲圏域から3例が報告されています。夏場にかけて 地域的に流行がみられますのでご注意ください。
○風疹 :大田圏域で5〜9歳の2名が報告され、今後が注目されます。
手足口病からエンテロウイルス71型が検出されています。このウイルスは2000年に流行し、3〜4年周期で流
行を繰り返しています。髄膜炎を併発しますので注意が必要です。
ヘルパンギーナからコクサッキーA10型を中心に流行していますが、A4型も分離されるようになっています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
咽頭結膜熱 | ○ | △ | △ | × |
感染性胃腸炎 | △ | △ | △ | △ |
水痘 | ○ | ◎ | ○ | ○ |
手足口病 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
流行性耳下腺炎 | △ | ○ | △ | × |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし