県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が1件(松江圏域)、オウム病が1件(出雲
圏域)報告されています。
2)定点報告4類感染症
○手足口病
:隠岐圏域を除く地域で流行しています。地域によって増減がみられますが、前週の164名
から189名が報告されています。原因ウイルスとしてエンテロウイルス71型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :前週に引き続いて出雲・益田圏域から5例が報告されています。夏場にかけて地域的に流 行がみられますので注意が必要でしょう
○ヘルパンギーナ :これまで発生の無かった大田圏域でも発生がみられるようになっています。全体の報告数 は前週の108例から今週は134名となっています。
○水痘 :やや減少傾向にあり、今年前半の多発期を越したようです。
○感染性胃腸炎 :雲南・出雲圏域ではやや減少したものの、松江・大田・浜田圏域では依然として発生が多 くみられています。
3)主な病原体の分離状況
○咽頭結膜熱 :前週に引き続いて出雲・益田圏域から5例が報告されています。夏場にかけて地域的に流 行がみられますので注意が必要でしょう
○ヘルパンギーナ :これまで発生の無かった大田圏域でも発生がみられるようになっています。全体の報告数 は前週の108例から今週は134名となっています。
○水痘 :やや減少傾向にあり、今年前半の多発期を越したようです。
○感染性胃腸炎 :雲南・出雲圏域ではやや減少したものの、松江・大田・浜田圏域では依然として発生が多 くみられています。
手足口病からエンテロウイルス71型が検出されています。このウイルスは3〜4年周期で流行を繰り返し、以
前は2000年に流行しています。ヘルパンギーナからはコクサッキーA10型が分離されています。
感染性胃腸炎から食中毒の原因菌として知られるカンピロバクターが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
咽頭結膜熱 | ○ | × | △ | ○ |
感染性胃腸炎 | ○ | ○ | △ | ○ |
水痘 | ○ | △ | ○ | ○ |
手足口病 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
流行性耳下腺炎 | △ | △ | △ | × |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし