県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が1件(出雲圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)
報告されています。
2)定点報告4類感染症
○咽頭結膜熱
:今週は9例は報告され、そのうち益田圏域で6例の発生があります。夏場にかけて地域的
に流行がみられますので、注意が必要でしょう。
○感染性胃腸炎 :例年より多い状態が続き、大田圏域以東に加え浜田圏域で発生が多くみられています。 罹患年齢は2〜3月の流行期と異なり10歳代までの幅広い層に及んでいます。
○水痘 :地区を移動しながら発生がみられています。
○手足口病 :松江・益田圏域を中心に発生がみられ、発生地域も徐々に拡大しています。今後の発生 状況に注意する必要があります。
○ヘルパンギーナ :手足口病と同様に発生地域も徐々に拡大し、今週は39例が報告されています。
○流行性耳下腺炎 :東・中部で散発的な発生がみられています。
3)主な病原体の分離状況
○感染性胃腸炎 :例年より多い状態が続き、大田圏域以東に加え浜田圏域で発生が多くみられています。 罹患年齢は2〜3月の流行期と異なり10歳代までの幅広い層に及んでいます。
○水痘 :地区を移動しながら発生がみられています。
○手足口病 :松江・益田圏域を中心に発生がみられ、発生地域も徐々に拡大しています。今後の発生 状況に注意する必要があります。
○ヘルパンギーナ :手足口病と同様に発生地域も徐々に拡大し、今週は39例が報告されています。
○流行性耳下腺炎 :東・中部で散発的な発生がみられています。
ヘルパンギーナからコクサッキーA群の分離が多くなっています。咽頭炎、気管支炎などからアデノウイルス
2、5、6型の検出が多くなっています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
咽頭結膜熱 | ◎ | △ | △ | ◎ |
感染性胃腸炎 | ○ | ○ | ○ | △ |
水痘 | ○ | ○ | ○ | ○ |
手足口病 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
流行性角結膜炎 | × | × | × | × |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし