県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
今週の報告はありませんでした。
2)定点報告4類感染症
○感染性胃腸炎
:例年より多い状態が続き、大田圏域以東の東・中部での発生が多くみられています。
罹患年齢は2〜3月の流行期と異なり、10歳代までの幅広い層に及んでいます。
○水 痘 :増減を繰り返しながら発生し、地区別では松江・出雲・浜田圏域で多発しています。
○手足口病 :松江・出雲・益田圏域での発生が多くみられるようになり、発生地域も徐々に拡大して います。今後の発生状況に注意する必要があります。
○ヘルパンギーナ :例年より早い時期からの流行が始まり、今週は36例が報告されています。
○流行性耳下腺炎 :東・中部で散発的な発生がみられています。
3)主な病原体の分離状況
○水 痘 :増減を繰り返しながら発生し、地区別では松江・出雲・浜田圏域で多発しています。
○手足口病 :松江・出雲・益田圏域での発生が多くみられるようになり、発生地域も徐々に拡大して います。今後の発生状況に注意する必要があります。
○ヘルパンギーナ :例年より早い時期からの流行が始まり、今週は36例が報告されています。
○流行性耳下腺炎 :東・中部で散発的な発生がみられています。
感染性胃腸炎から、2,3月の原因ウイルス(NV、A群ロタウイルス)とは異なる、アストロウイルス、C群ロタウ
イルスが検出されています。これらのウイルスは大きく流行するウイルスではないようですが、比較的長い年
周期で発生を繰り返していることが、幅広い罹患年齢に分布していることと関係しているようです。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
A群溶連菌咽頭炎 | ○ | △ | △ | ○ |
感染性胃腸炎 | ○ | ○ | ○ | △ |
水痘 | ○ | ○ | ○ | ○ |
手足口病 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
流行性角結膜炎 | △ | × | × | △ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし