保環研動向調査トップケイタイカレンダー |2003年第23週(6月第1週) |グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2003年 第23週 (6/2〜6/8)
県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
 今週の報告はありませんでした。
2)定点報告4類感染症
○感染性胃腸炎 :例年より多い状態が続き、大田圏域以東の東・中部での発生が多くみられています。 罹患年齢は2〜3月の流行期と異なり、10歳代までの幅広い層に及んでいます。
○水   痘 :増減を繰り返しながら発生し、地区別では松江・出雲・浜田圏域で多発しています。
○手足口病 :松江・出雲・益田圏域での発生が多くみられるようになり、発生地域も徐々に拡大して います。今後の発生状況に注意する必要があります。
○ヘルパンギーナ :例年より早い時期からの流行が始まり、今週は36例が報告されています。
○流行性耳下腺炎 :東・中部で散発的な発生がみられています。
3)主な病原体の分離状況
 感染性胃腸炎から、2,3月の原因ウイルス(NV、A群ロタウイルス)とは異なる、アストロウイルス、C群ロタウ イルスが検出されています。これらのウイルスは大きく流行するウイルスではないようですが、比較的長い年 周期で発生を繰り返していることが、幅広い罹患年齢に分布していることと関係しているようです。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
A群溶連菌咽頭炎 減少 減少 横這 横這
感染性胃腸炎 横這 横這 横這 横這
水痘 横這 減少 横這 横這
手足口病 増加 増加 横這 増加
ヘルパンギーナ 増加 増加 増加 増加
流行性角結膜炎 横這 横這 × 横這 × 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ
手足口病発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧