保環研動向調査トップケイタイカレンダー |2003年第20週(5月第2週) |グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2003年 第20週 (5/12〜5/18)
県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
 ツツガムシ病が1件(浜田圏域)報告されています。
2)定点報告4類感染症
○インフルエンザ :ほぼ終息し浜田圏域から5例が報告されているに過ぎません。
○咽頭結膜熱 :前週に引き続き、大田圏域からの報告が急増しています。
○A群溶連菌感染症 :12例が報告されています。その中で松江圏域で多く7例の発生報告があります。
○感染性胃腸炎 :例年より多い状態が続いています。中でも松江・雲南・出雲圏域の東・中部で発生が多 くみられています。
○水痘 :発生数が増加傾向にあります。中でも松江圏域での発生が多くみられています。
○ヘルパンギーナ :前週の4例から今週は12例が報告され、流行シーズンに入ったようです。
3)主な病原体の分離状況
 上気道炎からコクサッキーA8型が分離されています。今シーズンはコクサッキーA4型、A5型も手足口病、ヘル パンギーナから分離され夏の流行が注目されます。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ Y0 Y0 × Y0 × Y0
咽頭結膜熱 U1 N0 × Y0 × U2
A群溶連菌咽頭炎 Y0 U1 Y0 Y0
感染性胃腸炎 D1 D1 Y0 D1
水痘 Y0 U1 Y0 Y0
ヘルパンギーナ Y0 Y0 Y0 Y0

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
u2:急増 u1:増加傾向
d2:急減 d1:減少傾向
y0:横這 n0:報告なし
凡例
 推移グラフ一覧