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島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
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島根県感染症情報(週報) 2003年 第14週 (3/31〜4/6)

県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)

県内感染症情報(概況).

1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
    急性ウイルス性肝炎(A型)が松江圏域から1件、梅毒が出雲圏域から 1件報告されています。
2)定点報告4類感染症
   ○インフルエンザ :浜田圏域では前週より発生報告が増加していますが、他の地区では大きく減少していま す。しかし、例年の同時期に比べると、いまだ多い状態が続いています。3月中旬以降流行 しているウイルスはB型ウイルスのみとなっています。
○感染性胃腸炎 :流行のピークは過ぎていますが、先週とほぼ同じぐらいの報告数がみられます。ウイル スはロタウイルスが検出されています。
○水   痘 :特に大きく発生しているところはありません。各地域で散発的に発生がみられます。
○ヘルパンギーナ :流行の前兆と思われる散発的な発生が報告されています。
○流行性耳下腺炎 :松江・出雲圏域で引き続いて小規模な発生がみられています。
3)主な病原体の分離状況
    インフルエンザウイルスは分離される数は少なくなっていますが、A香港型はなくなりB型のみとなっていま す。その他のウイルスでは感染性胃腸炎からA群ロタウイルスが高率に検出されています。また、インフルエン ザなどの上気道炎からアデノウイルス1、2型が多数分離されていま。例年これから初夏にかけてアデノウイル スによる上気道炎が多くみられます。
  主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ D1 D1 D1 D1
感染性胃腸炎 D1 Y0 D1 D1
A群溶連菌咽頭炎 D1 Y0 × Y0 D1
水 痘 Y0 Y0 Y0 Y0
流行性耳下腺炎 Y0 Y0 Y0 Y0 ×
流行性角結膜炎 Y0 Y0 Y0 × Y0 ×
インフルエンザ流行情報
 流行の推移U1急増、 U1増加傾向、 U1急減、 U1減少傾向、 U1横這、 U1報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
 ※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
凡例
 推移グラフ一覧