トップページカレンダー |2003年第10週(3月第1週) |グラフ一覧
島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
TEL:0852-36-8188
FAX:0852-36-8356

島根県感染症情報(週報) 2003年 第10週 (3/3〜3/9)

県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)

県内感染症情報(概況).

1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
    急性ウイルス性肝炎が2件(松江1件:A型、出雲1件:A型)報告されています。
2)定点報告4類感染症
   ○インフルエンザ :全体では前週より約80名減少していますが、B型ウイルスの再流行により患者の減少が 鈍くなっています。地区別には東・中部での発生がまだ大きく、西部は小さくなってきています。
○感染性胃腸炎 :松江・雲南・出雲圏域では前週よりさらに増加しています。また、他の圏域でも横這い 又は増加傾向にあり、今シーズン2回目の患者発生のピークに向かっているようです。1〜4 歳中心であった罹患年齢も5〜9歳までの幅広い年齢にみられていいることも気がかりです。
○水   痘 :松江・出雲・益田圏域で増減を繰り返しています。これは患者発生地域が少しずつ移動 しているためと思われます。
○手足口病 :散発ながら早い時期から発生が報告されるようになりました。
3)主な病原体の分離状況
    インフルエンザウイルスの分離数は少なくなっています。B型とA香港型(AH3)の比率が3:1と、A香港型に替 わってB型が主体になってきています。現在のところAソ連型(AH1)は全国的にも分離されていません。 その他では感染性胃腸炎から、NV(小型球形ウイルス)、A群ロタウイルスが検出されています。
  主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ D1 D1 D1 D1
感染性胃腸炎 U1 U1 U1 Y0
A群溶連菌咽頭炎 Y0 Y0 Y0 Y0
水 痘 Y0 Y0 D1 Y0
流行性耳下腺炎 Y0 Y0 Y0 Y0 ×
マイコプラズマ肺炎 N0 × N0 × N0 × N0 ×
インフルエンザ流行情報
 流行の推移U1急増、 U1増加傾向、 U1急減、 U1減少傾向、 U1横這、 U1報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
 ※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
凡例
 推移グラフ一覧