トップページカレンダー |2003年第9週(2月第4週) |グラフ一覧
島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
TEL:0852-36-8188
FAX:0852-36-8356

島根県感染症情報(週報) 2003年 第9週 (2/24〜3/2)

県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)

県内感染症情報(概況).

1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
    今週の報告はありませんでした。
2)定点報告4類感染症
   ○インフルエンザ :全体では前週より約80名減少していますが、減少率はさらに小さくなっています。地区 別には松江圏域では前週とほぼ同じ数が報告されているようになっています。東・中部で の発生はまだ大きいようですが、西部では大きく減少しています。
○感染性胃腸炎 :松江・雲南・出雲圏域を中心に前週より報告数が約30名増加しています。今シーズン2回 目の流行ピークに向かっているようです。1〜4歳中心であった罹患年齢も5〜9歳の幅広い 年齢にみられていいることも気がかりです。
○水   痘 :松江・出雲・益田圏域で増減を繰り返しながら発生しています。
○流行性耳下腺炎 :松江圏域では減少していますが、出雲圏域で引き続いて発生がみられています。
3)主な病原体の分離状況
    患者発生の減少に伴いインフルエンザウイルス分離数も少なくなっています。これまでの流行の主体であっ たA香港型(AH3)が少なくなり、B型が主体に変わってきています。現在のところAソ連型(AH1)は全国的にも分離 されていません。その他のウイルスでは感染性胃腸炎からA群ロタウイルスの検出が多くなっています。
  主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ D1 D1 D2 D1
感染性胃腸炎 U1 U1 U1 Y0
A群溶連菌咽頭炎 Y0 Y0 Y0 D1
水 痘 U1 Y0 Y0 U1
流行性耳下腺炎 Y0 Y0 U1 Y0 ×
マイコプラズマ肺炎 Y0 × Y0 × N0 × N0 ×
インフルエンザ流行情報
 流行の推移U1急増、 U1増加傾向、 U1急減、 U1減少傾向、 U1横這、 U1報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
 ※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
凡例
 推移グラフ一覧