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島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
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島根県感染症情報(週報) 2003年 第1週 (12/30〜1/5)

県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)

県内感染症情報(概況).

1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
    4類感染症のツツガムシ病が出雲圏域から1件報告されています。
腸管出血性大腸菌感染症の平成14年の年間報告数は、31件でした。
2)定点報告4類感染症
   ○インフルエンザ :全県で168名が報告されるようになり流行期に入ったようです。圏域別では益田、隠岐圏 域での定点当たり患者数がそれぞれ18名、10名と大きくなっています。他の圏域では松江、 雲南、出雲でも患者数が増加しています。
○感染性胃腸炎 :12月に流行したピークは過ぎ、沈静化しています。例年の流行は2峰性を示し、2月上旬か ら3月下旬にかけて2回目の流行がみられます。
○水   痘 :松江・出雲・益田圏域での発生が続いています。他の地域では散発的な発生です。
○流行性耳下腺炎 :引き続いて東部・中部で発生がみられています。
○マイコプラズマ肺炎 :散発的な発生が続いています。
3)主な病原体の分離状況
    インフルエンザA香港型(AH3)ウイルスが東・中・西部で分離されています。また、松江・出雲圏域ではB型も 分離されており、2つの型が同時に流行しています。短期間に2回のインフルエンザ罹患の可能性がありますの で注意してください。
  主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ U1 Y0 Y0 U1
感染性胃腸炎 D1 D1 D1 D1
A群溶連菌咽頭炎 D1 Y0 Y0 × Y0 ×
水 痘 D1 Y0 D1 D1
流行性耳下腺炎 Y0 Y0 Y0 Y0 ×
マイコプラズマ肺炎 Y0 Y0 Y0 × N0 ×
 記号の説明
 ◎:流行している
 ○:やや流行している
 △:散  発
 ×:患者発生なし

 過去4週の流行の推移
 U1:急増  U1:増加傾向
 U1:急減  U1:減少傾向
 U1:横這  U1:報告なし
 ※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。

凡例
 推移グラフ一覧