1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が1件(松江圏域)、アメーバ赤痢が1件(益田圏域)、
ウイルス性肝炎が1件(松江圏域)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
○インフルエンザ
:(3.9)。漸次、終息し4月の終わりの週の報告は9件でした。浜田圏域(12)では終息するのがや
や遅くなりました。
○感染性胃腸炎 :(24)。3月中旬をピークに急速に減少し、前月の6割程度になりました。浜田・益田圏域では 少なかった。
○水 痘 :(4.2)。報告は少なかったですが、4月後半から例年並みに増加してきました。浜田圏域(6.4) でやや多く、松江圏域では急増しています。
○流行性耳下腺炎 :(1.6)。昨年11月以降、漸減し続け例年よりかなり少なくなっています。
○ヘルパンギーナ :松江圏域と出雲圏域で計9件の報告がありました。4月中旬より鳥取県で流行してきています。
○その他 :麻疹が出雲から今年2件目の報告がありました。また、岡山県では風疹の流行が続いています。
3)眼科定点報告
○感染性胃腸炎 :(24)。3月中旬をピークに急速に減少し、前月の6割程度になりました。浜田・益田圏域では 少なかった。
○水 痘 :(4.2)。報告は少なかったですが、4月後半から例年並みに増加してきました。浜田圏域(6.4) でやや多く、松江圏域では急増しています。
○流行性耳下腺炎 :(1.6)。昨年11月以降、漸減し続け例年よりかなり少なくなっています。
○ヘルパンギーナ :松江圏域と出雲圏域で計9件の報告がありました。4月中旬より鳥取県で流行してきています。
○その他 :麻疹が出雲から今年2件目の報告がありました。また、岡山県では風疹の流行が続いています。
流行性角結膜炎が松江圏地域から7例が報告されています。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が11件、淋菌感染症は5件報告さています。罹患年齢は20歳代を中心に10〜40歳代に分布しています。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎
:1件(乳児)の報告があり、今年は計5件(いずれも松江圏域)になりました。
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :(49件)今年になって40件以上の報告(西部と中部で多い)が続いています。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :(18件)今月は東部で多く報告されました。今年の報告の57%は10歳未満です。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 :今年になって報告はありません。
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :(49件)今年になって40件以上の報告(西部と中部で多い)が続いています。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :(18件)今月は東部で多く報告されました。今年の報告の57%は10歳未満です。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 :今年になって報告はありません。
2.病原体検出情報(4月までの検出結果)
インフルエンザウイルスは例年より早く流行が始まり、1,2月はA香港型、3月中旬からはA香港型に代わるよ
うにB型が流行し、4月下旬まで散発的な発生がみられています。感染性胃腸炎からNV(ノーウオークウイルス:
小型球形ウイルス)に加え、1月下旬よりA群ロタウイルス、サッポロウイルスが高頻度に検出されています。
アデノウイルス1、2型がインフルエンザに加え、感染性胃腸炎から分離されています。
ウイルス名 | アデノ | 腸管アデノ | コクサッキーA | コクサッキーB | エコー | インフルエンザ | A群ロタ | NV | SV | サルモネラ | 病原性大腸菌 | 合計 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
型 | 1 | 2 | 3 | 5 | 4 | 5 | 2 | 6 | A香港 | B | EPEC | ||||||
インフルエンザ | 3 | 6 | 2 | 28 | 74 | 113 | |||||||||||
感染性胃腸炎 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 | 72 | 9 | 3 | - | 1 | 93 | ||||||
ヘルパンギーナ | 1 | 1 | 2 | ||||||||||||||
手足口病 | 1 | 1 | |||||||||||||||
咽頭炎 | 2 | 4 | 2 | 1 | 3 | 12 | 24 |