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島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
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島根県感染症情報(週報) 第33週 (8/13〜8/19)

県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)

県内感染症情報(概況).

1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
      腸管出血性大腸菌感染症が浜田圏域から3件(O26)、破傷風が出雲 圏域から1件報告されています。

腸管出血性大腸菌感染症(O157及びO26)発生状況
 4月5月6月7月8月9月10月11月
平成12年  178223 151
平成13年1223236   73
 腸管出血性大腸菌感染症が多発しています。食肉は生食を避け、十分な加熱調理をしましょう。発生例には ヒトからヒトへの感染もみられることから、手洗いを十分に行い健康管理に気を配ってください。

2)定点報告4類感染症
     ○麻 疹  :やや減少し、出雲圏域から3例が報告されています。
○ヘルパンギーナ :減少していますが、1〜4才を中心に報告されています。
○流行性耳下腺炎 :隠岐を除く各圏域で発生がみられ、20例が報告されています。
○感染性胃腸炎 :減少していますが、発生年齢は10歳以上が中心となっています。
○咽頭結膜熱 :県央圏域から9例報告されています。今後多発することも考えられます。

3)主なウイルス分離状況
      ヘルパンギーナから引き続いて、コクサッキーA4,A8型ウイルスが分離されています。 コクサッキーB3型が東部の咽頭炎から、B4型が中・西部の無菌性髄膜炎、咽頭炎から分離されています。 また、中・西部からの無菌性髄膜炎の検査件数が増加しています。

     主な感染症の3週間の動き
疾患名 全県 東部 中部 西部
ヘルパンギーナ [ N [ [
感染性胃腸炎 A B N A
麻しん Z A × Z A ×
手足口病 N D × B J
咽頭結膜熱 A A × A × A
流行性耳下腺炎 N K E N


 記号の説明
 ◎:流行している
 ○:やや流行している
 △:散  発
 ×:患者発生なし

 ※疾患名をクリックすると、
 グラフを表示します。



凡例
 推移グラフ一覧

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