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平成12年8月28日
島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
TEL:0852-36-8188
FAX:0852-36-8356

島根県感染症情報(週報) 第33週 (8/14〜8/20)

第33週_週報 /島根県数値データ /全国発生情報 /全数報告疾患(全国)

1.県内感染症情報(概況)

  1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
腸管出血性大腸菌:雲南保健所からO-26が1件、県央保健所O-157が2例
8月20日現在 今年の累計 前年の合計
腸管出血性大腸菌 32人 17人
残暑が厳しく体力が弱くなっています。食品の加熱は中まで十分に!
レバー等食肉の生食はさけましょう。用便後、調理前には石鹸と流水で十分に手を洗う。
  2)定点報告4類感染症
手足口病: 中・西部を中心に前週とほぼ同数の53例が報告されています。
ヘルパンギーナ: 全体では43例から28例に減少していますが、発症年齢は1〜4歳を中心にみられています。
流行性耳下腺炎: 増減を繰り返し発生している中で、西部で多くみられています。
感染性胃腸炎: 減少傾向にありますが、発症年齢が5〜9歳に多くなっています。
流行性角結膜炎: 引き続いて中部から発生報告がみられます。
麻疹: 単発的な発生が続き、今週は西部から2例が報告されています。
  3)病原体情報
咽頭炎、ヘルパンギーナからコクサッキーA4,A10型、コクサッキーB5型、手足口病からA5,A6,A10型、エンテロ
71が分離されています。アデノウイルス1,2,5,6型が咽頭結膜熱、上気道炎から引き続いて分離されています。

主な感染症の3週間の動き
疾患名 全県 東部 中部 西部
手足口病 [ N [ Q
ヘルパンギーナ R N N Q
流行性耳下腺炎 Z N N [
感染性胃腸炎 M K N A
咽頭結膜熱 K J J × A
麻しん A A × A × A


 記号の説明
 ◎:流行している
 ○:やや流行している
 △:散  発
 ×:患者発生なし
 
 ※疾患名をクリックすると、
  グラフを表示します。



凡例
 推移グラフ一覧

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