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平成12年8月7日 島根県保健環境科学研究所 感染症情報センター TEL:0852-36-8188 FAX:0852-36-8356 |
第30週_週報 /島根県数値データ /全国発生情報 /全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報(概況)
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
今週の報告はありません。2)定点報告4類感染症
手足口病: 昨年より発生は大きく、1〜4歳で発生数が多くみられています。3)病原体情報
流行性耳下腺炎: 増減を繰り返して発生し、中でも西部で多くみられています。
百日咳: 再び中部から1例の報告がみられています。
ヘルパンギーナ: 前週より中・西部を中心に全地区で増加し、感染中心は1〜4歳となっていますが、 患者発生は昨年の1/3程度にとどまっています。
流行性角結膜炎: 中・西部から4例の報告がみられています。
感染性胃腸炎: 今週は減少傾向が鈍り、各地区で発生がみられています。
水痘: 減少し9例の発生にとどまっています。
咽頭炎、無菌性髄膜炎よりエコー3型、コクサッキーB2、B5型が多数分離されています。また咽頭炎、
ヘルパンギーナからコクサッキーA4、A10型ウイルスが分離されるようになっています。手足口病からも
コクサッキーA10型が分離されています。アデノウイルス1,2,6型が引き続いて分離されています。
また極めてまれな37型が3例分離されています。
日本脳炎流行予測情報:ウイルス散布の指標となる豚の抗体上昇が昨年より1か月以上早くみられ、
ウイルス保有蚊が飛び回っているようです。
主な感染症の3週間の動き 疾患名 全県 東部 中部 西部 手足口病 ○ △ ○ ○ ヘルパンギーナ ◎ ○ ○ ○ 流行性耳下腺炎 ○ ○ ○ ◎ 感染性胃腸炎 ○ ○ ○ △ 水 痘 △ △ △ △ 流行性角結膜炎 ○ × △ △
記号の説明
◎:流行している
○:やや流行している
△:散 発
×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、
グラフを表示します。
推移グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 第30週 (7/24〜7/30)