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平成12年12月8日 島根県保健環境科学研究所 感染症情報センター TEL:0852-36-8188 FAX:0852-36-8356 |
11月_月報 /週報の月集計データ /STD・基幹定点月報 /全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
腸管出血性大腸菌;0−157が益田保健所管内から1名報告。2)インフルエンザおよび小児科定点報告
ツツガムシ病;出雲保健所管内より1名報告。
日本紅斑熱;出雲保健所管内より6名報告があり、11月に集中して発生した。
・流行性耳下腺炎が西部でかなり大きな流行となった。3)眼科定点報告
・水痘が全県で初旬より流行してきた。西部でより多い。
・感染性胃腸炎が全県で下旬より増えてきた。西部でより多い。
・手足口病の流行がなお続いている。前月と逆に西部で増加し、中部では半減した。
・麻疹は9月よりほとんど中部で発生が続き、今月も8名報告された。
・インフルエンザが4名報告された。咽頭結膜熱も西部でやや多かった。
・流行性角結膜炎が8月をピークに徐々に減り、今月は6名の報告が西部からあった。4)性感染症報告
・淋菌感染症が5月以降20〜40歳代を中心に多い状態が続き、今月も8名が報告された。5)基幹病院報告
・性器クラミジア感染症が10〜30歳代に10名の報告があった。
・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症は西部の70歳以上に多い状態が続いている。2.病原体検出情報(11月月報)
・ペニシリン耐性肺炎球菌感染症は全県で発生し、10歳未満と70歳以上に多い。
・薬剤耐性緑膿菌感染症は4月以降報告がない。
現在も西部を中心に多発している手足口病から分離された主なウイルスを表に示します。
前半の6〜8月はコクサッキーA10,一部A5,A6が分離されていましたが、8月下旬より入れ替わるように
エンテロウイルス71型の分離が続いています。
手足口病からの分離ウイルス状況 ウイルスの型\月 6 7 8 9 10 11 コクサッキー A5型 - 1 1 - - - A6型 - 1 - - - - A10型 1 9 5 - - - エンテロウイルス 71 1 1 11 16 17 1
島根県感染症情報(月報) 11月(10/30〜12/3)