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災害時の衛生対策と消毒方法(隠岐保健所)

 災害で家屋が浸水すると細菌が繁殖しやすくなり、食中毒や感染症が発生するおそれがあります。予防のために、次のことに注意してください。

※外国語のページは以下のPDF版をご覧ください。

 【日本語版(28KB)、英語版(English:64KB)、韓国語版(Korean:161KB)、中国語版(Chinese:168KB)】

(1)床上、床下浸水の場合

  1. 家の周りや床下にある汚泥や水をかき出す。不要な物を片づけ、風通しを良くし乾燥させる。汚染や臭いが心配な時は、必要に応じて消石灰を撒く。

  2. 泥水で汚れた床、壁、家具などの水洗いが可能な物は、水道水でよく洗い、風通しを良くして、日光で十分に乾燥させる。必要に応じて、適正な濃度に薄めた消毒薬で拭く。(消毒は、洗った後でないと効果を発揮しない。)

  3. 冷蔵庫や食器棚などは、汚れをよく拭き取った後、消毒用アルコールなどで消毒をする。

  4. 食器や調理器具は、よく汚れを洗い流した後、熱湯消毒する。熱湯消毒できない物は、台所用の漂白剤に浸して消毒した後で、清潔な水で洗う。

(2)食中毒と感染症の予防

  1. 調理や食事前、用便後には、必ず石けんで充分に手を洗う。

  2. 消毒していない水は飲まない。

  3. 汚水が入った井戸や受水槽は、安全を確認した後で使用する。

  4. 水に浸かった食品や停電によって温度が保てなかったと思われる冷蔵食品や冷凍食品は、食べずに捨てる。

  5. 発熱、下痢、腹痛などがある場合は、早めに医療機関を受診する。水害の後片づけで疲労が蓄積すると体の抵抗力が低下する。慢性疾患に罹っている人、高齢者、乳幼児は特に体調に気をつける。

(3)消毒方法

 消毒薬は、過剰に使用すると体や環境へ悪い影響を与えることがある。消毒薬は必要最低限の使用をする。

 使用の際には、取り扱い説明書を読んで事故が起こらないよう注意する。特に、小さな子供がいる家庭では、消毒薬を誤って飲まないように注意する。

家庭で使いやすい消毒薬

1.消毒用液体石けん
  • 塩化ベンザルコニウムなどの市販品は10%の濃度である。
  • 0.1%の濃度に希釈して使用する。(10%濃度の製品の希釈方法:水1リットルに製品(10%)10mlを加える)
  • 家具や床の消毒に適している。(タオルに浸して拭く)
  • 誤って飲まないように注意する。飲料水の消毒には使用しない。
2.次亜塩素酸ナトリウム液
  • 0.02%濃度に希釈して使用する。(5%濃度の製品の希釈方法:水1リットルに製品(5%)4mlを加える)
  • 食器の消毒は、薬液に5分以上浸した後で水洗いする。
  • 他の薬剤(酸性のトイレ用洗浄剤など)と混ぜないようにする。
  • 使用するときは手袋をする。
  • 金属には錆びるので使用できない。
3.速乾性の手の消毒薬
  • 水道水と石けんでよく手を洗った後、清潔なタオルで手を拭いて、薬剤を手にすり込むようにして使う。
4.消毒用アルコール
  • 冷蔵庫の消毒に適している。

  • アルコールをしみこませた布で冷蔵庫の中を拭く。

消毒薬を入手する方法

  1. 近所の薬店、薬局で購入することができます。
  2. 住んでいる町や村から配布される場合もあります。町や村の広報を聞いてください。

消毒薬の使い方がわからないとき

  1. まずは購入先にお問い合わせください
  2. 保健所への相談も承ります
  • 平日8:30〜17:00電話番号:08512-2-9715(隠岐保健所環境衛生課)

お問い合わせ先

隠岐支庁隠岐保健所

〒685-0015 島根県隠岐郡隠岐の島町港町塩口24  
電話番号 08512-2-9701(代表) 総務医事課につながります。
用件により各課にお取り次ぎします。
夜間及び休日 08512-2-9695(隠岐支庁受付)
ファクシミリ 08512-2-9716
電子メール  oki-hc@pref.shimane.lg.jp