• 背景色 
  • 文字サイズ 

風しんについて


風しん(三日ばしか)は、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。
風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。

症状は不顕性感染から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発しんが長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあることから、決して軽視はできない疾患です。

また、風しんに感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、出生児が先天性風しん症候群を発症する可能性があります。

(参考:厚生労働省「風しんについて」(外部サイト)より

先天性風しん症候群

抗体を持たない又は低い抗体価の妊娠中の女性が風しんにかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障や緑内障などの障害(先天性風しん症候群)が起こる可能性があります。

妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんを発症しないように予防に努めましょう。

予防方法

風しんの予防接種により予防できます。

予防接種法に定める予防接種(以下「定期予防接種」という。)の対象者は、原則無料で予防接種を受けられます。

小児の定期予防接種

小児の定期予防接種の対象者

1期

生後12か月以上24か月未満の者
2期

小学校入学前1年間の者

 県内の予防接種を実施している医療機関の検索ができます。

 ※「医療機能から探す」-「予防接種」を選択し、項目名「風しん」または「麻しん及び風しんの二種混合」とし、検索条件を指定してください。

  • 予防接種に関してのお問い合わせ先は、お住まいの市町村となりますので、そちらにお問い合わせください。

各市町村の予防接種担当課のページ

 

成人の定期予防接種

 平成31年2月の予防接種法の改正により、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性は、市町村の実施する風しんの抗体検査及び予防接種を原則無料で受けられるようになりました。詳しくは、厚生労働省ホームページをご参照ください。

・厚生労働省ホームページ「風しんの追加的対策について」(外部サイト)

 

受診にあたっては、下記にご留意ください。

【留意事項】

〇対象者の方には、無料で抗体検査・予防接種が受けられるクーポン券がお住まいの市町村から送付されます(送付時期は市町村によって異なります)。

 お手元にクーポン券が届いたら一緒に送付される案内状に従って受診してください。

 ご不明な点は、各市町村にご相談ください。〈各市町村の予防接種担当課のページ

〇受診できる医療機関は、厚生労働省ホームページでご確認いただけますが、掲載に期間を要するため一部しか掲載されていない場合があります。

 参考として本県が確認した受診できる医療機関を下記のとおり掲載します。

 受診できる医療機関一覧(令和元年6月6日現在)(148KB)

 ※医療機関によって予約等が必要な場合がありますので、受診前に医療機関に確認してください。

 

定期予防接種以外の予防接種

定期予防接種の対象者以外の方がワクチンを接種する場合には、任意での接種となります。

県内の予防接種を実施している医療機関の検索ができます。

※「医療機能から探す」-「予防接種」を選択し、項目名「風しん」または「麻しん及び風しんの二種混合」とし、検索条件を指定してください。

  • 妊婦を守る観点から、特に、
  1. 妊婦の夫、こども及びその他の同居家族
  2. 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
  3. 産褥早期の女性

のうち、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は、任意での予防接種(自費)を受けることをご検討ください。

※妊娠中の女性は予防接種を受けることはできません。

 

【参考】昭和54年4月2日から平成7年4月1日生まれの男女は接種率が低く、昭和54年4月1日以前生まれの男性は子どもの頃に定期接種の機会がありませんでした。

 

接種ワクチンについて

風しんの抗体価が低い人は、麻しんの抗体価も比較的低い傾向が見られることから、風しんの予防接種を受けられる場合は、麻しん対策の観点も考慮し、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を接種されることをお勧めしています。

 

その他

関連リンク


お問い合わせ先

感染症対策室